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何故、サンクチュアリ教会はプロテスタントを強調するのか?

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ドイツ・チューリンゲン州のヴァルトブルク城 ルターが逃れ聖書を翻訳した。

 


何故、サンクチュアリ教会はプロテスタントを強調するのか?    

 

 

 

永田正治  masaharu nagata

 

 

 

宗教改革の烽火

    中世のドイツは、バチカンの穀倉と言われました。信心深いドイツ人が、カトリック教会に多額の献金をしたからです。ついには免罪符まであらわれ、お金で救われるという異端信仰を生みました。ルターは、「ドイツ人から搾り取った富でバチカンは肥え太った」と非難しています。ドイツ人は、団体で険しいアルプスを越え、ローマ巡礼に赴きました。信者たちは励ましあってアルプスに挑戦し、奇跡的にいつも一人の落後者もなかったそうです。そこから「アルプスは一人で越えられない」ということわざが生まれました。何か、どこかの教団と似ているような気がします。カトリック指導者は、この従順なドイツから、宗教改革の烽火が上がるとは夢にも思わなかったのです。

 マルティン・ルターは、猪突猛進の気質、人間臭さを持った人物でした。しかし、迷い無く、一貫してカトリック教会と闘った訳ではありません。むしろ初期は、自分の主張に確信がありませんでした。彼を宗教改革の闘士にしたのはカトリック教会の失策でした。1518年の10月、ルターは、教皇の和解の呼びかけに応じ、教義問題を論じにローマに行きましたが、なぜか、カエターノ枢機卿は彼に異端審問官の態度で臨みました。自尊心の塊のようなルターには絶対やってはいけない行動で、激しく論争し決裂しました。

 この頃ルターは、教皇服従を誓う手紙を送り、教皇が神の代理者だという信仰を否定できずにいたのです。翌年行われた論争で、カトリックがルターの未練を断ち切ってくれました。神学者エックは、ルターから、教皇に反逆する証言を取るよう狡猾に議論をすすめ、分派のレッテルを貼ることに成功したのです。これで和解は不可能になりました。

 

 

マルティン・ルターの個性

  ルターが本格的にカトリックを攻撃するや、志あるドイツ諸侯が立ち上がりました。すでに、充分に、機は熟していたのです。その思想は、教皇に従うのでなく、聖書を神の言葉とし、一人一人が真摯に学び、立派な司祭になり、献金などの行いでなく、信じることによってのみ人は救われるという信仰です。ルターの決起と、目覚ましい成功は、まさに神の配剤で、宗教改革は人の力を超え、すさまじい勢いでヨーロッパ各地に広がりました。原理講論でも、メシア再降臨準備時代の最初にルターの名が示されます (P. 464)。

 ルターは、若き日に過酷な修道生活をし、巌のような信仰を持ち、ヨーロッパ中でベストセラーになった本を書いても、印税を一銭も受け取らない清廉な人物でした。しかし一方で、大食で、ビールを大量に飲むので、痔、便秘、腎臓結石、胃潰瘍不眠症などの病気に悩まされました。怒りやすく、粗野な面もあり、人にカリスマなどを感じさせない「神様は私に、まともにうんこを出す力も与え給わなかった」などと言い放つ豪胆な人物でした。

 ルターの改革運動は、彼の思惑を大きく越え、宗教世界から政治世界に一人歩きしました。彼の影響は宗教改革を推し進める巨大なヨーロッパ国際環境を創り上げました。しかしそれはまた、諸侯がカトリック教会から富と権力を奪う運動で、勢力抗争の要素を強く持つものでした。

 

 

 

カルヴァン・モデル

  ですから、プロテスタント信仰の純粋モデルが必要とされました。そのモデルをつくった人物がジャン・カルヴァンで、国家モデルがジュネーヴ市です。この「カルヴァン・モデル」が発展、展開し、オランダ独立、イギリスのピューリタン革命、アメリカ建国につながります。それはまた、自由と民主主義、資本主義社会を生み出し、近・現代世界を成立させた精神的基盤を提供したのです。宗教改革はルターから始まりましたが、世界に及ぼした影響はカルヴァンの方がはるかに大きかったのです。

 1541年、ジュネーヴの実権を握ったカルヴァンは、ここにプロテスタントの理想郷をつくり上げようとしました。全ての市民に日曜礼拝出席を義務付け、聖書の教えに従って生きることを命じました。そして、勤勉と規律、質素倹約を奨励し、信仰と労働の両輪で、社会が発展するシステムを創り上げました。まさに資本主義の萌芽です。

 一方、カルヴァンジュネーヴ支配は厳格を極め、市民は、彼の聖書解釈に異議を唱えることは許されず、定められた礼式に従わなければなりませんでした。彼が統治した時代に、72人が異端分子として残酷に処刑されました。カルヴァンの個性は、ルターと正反対で、小食で、酒は飲まず、冗談を一切解せず、働き蜂のように熱心に働きました。実際、一時、市民に冗談を禁じました。キリストは笑わなかった、故に人は笑うべきではないという、狂信的信念だったのでしょう。彼は冷酷で、キリストの愛や思いやりとは無縁でした。そのため、今日でも、カルヴァン愛する人はいません。これほど愛されない宗教家も珍しいです。

 しかしカルヴァンの行動は、神が、不純と物欲にまみれた人々に、純潔と節制、勤勉の必要を分からせる、「劇薬治療」だったと思います。ですから、ピューリタニズムという、謹厳で潔癖な精神がアメリカのプロテスタントに息づくことになったのです。

 

 

福音派クリスチャンと文亨進二代王

  プロテスタント信仰は、聖書を読み、直接神とつながるもので、カトリックのような、教会に属すことで救われる信仰ではありません。「個」が中心なので、ルター派、長老派、メソジスト、ペンテコステ派など、多くの教派に分かれました。文亨進二代王は、プロテスタントこそが、個人の純粋な信仰を基盤としているので、巨大宗教や国家のような中央集権組織の腐敗がなく、それらと闘える人々であると言っています。最近の傾向は、アメリカの福音派が勢力を増し、世界から注目されています。福音派とは特定の教派ではなく、プロテスタントを縦断するムーブメントと言えます。トランプ大統領福音派で、福音派の人々はトランプ大統領を熱烈に支持しています。

 1980年代からグローバリゼーションが推進され、その中で巨富を蓄えた国際金融資本などのグローバリストのパワーが途方もなく強化されました。戦争と暴利を求めるグローバリストの暗躍によって、世界は危険で、貧富の差が急速に拡大する惨状を呈しています。そして、世界の中で、グローバリズムの深刻な被害国は、他ならぬ隣の韓国なのです。しかし、アメリカのトランプ政権の登場と、イギリスのEU離脱は、グローバリズム時代が終焉する兆候を示しています。今や、時代はグローバリズム清算に大きく動き出しました。その先頭に立つのが、トランプ大統領でありキリスト教福音派です。

 宗教改革期は、腐敗した超国家的宗教であるカトリックと闘いました。今は、強欲な超国家的集団であるグローバリストと闘う時代になったのです。グローバリストを鋭く批判するトランプ大統領はルターと同じような役割を果たしています。そして二代王は、理想世界のモデルをつくる、カルヴァンと同じような働きをすると見れないでしょうか。カルヴァンは人から愛されませんが、二代王は、誰からも愛される、慈愛に満ちた個性の持ち主です。

 

 

ペンシルベニアは新しいジュネーブ

  アメリカの州(state)は、州法、州軍を有する独立性が強い「国家」のような存在です。日本の県とは全く違います。サンクチュアリ教会が、ペンシルベニア州民と深く融和している事実は、ひとつの国で認められたような基盤を得ることなのです。ペンシルベニアこそ真の愛を実践する新しいジュネーヴです。

 福音派クリスチャンは、銃の所有を積極的に支持する人々です。善良な市民が責任をもって銃を所持し、社会の安全を保つという信念を持ちます。銃所有はプロテスタントと結びついているのです。文亨進二代王は、銃所有に新たな信仰的意義を付与しました。それが「鉄の杖神学」です。

 2月28日の鉄の杖を用いた祝福式が、世界に報道される奇跡が起きました。そして5月21日、ワシントンポストというアメリカを代表するメディアが、サンクチュアリ教会を、好意的に特集する驚くべきことが起きました。これはサンクチュアリ教会と鉄の杖が、アメリカ社会で高い知名度を得、しかも「市民権」を獲得したことを意味します。このような奇跡の背後には、アボニムの存在を感じます。アボニムはつらい聖和を迎え、その後、韓氏オモニの背信により冒涜されました。しかし、霊界において、王の王としておられ、偉大な権能で、二代王の道を切り拓いておられます。亨進ニムと国進ニムは常にアボニムが自分たちを導いていると語ります。500年前、イエス様がプロテスタント宗教改革を導いたように、今日、アボニムは、人類救済のため、サンクチュアリ教会を力強く導いていらっしゃるのです。(一部、著者の個人的見解が述べられています)

 

〈 本稿は「サンクチュアリ通信7月号」に掲載された記事に加筆したものです 〉

 

 

【永田正治さんのプロフィール】

1954年東京生まれ。高麗大学歴史学科卒業。崇実大学統一政策大学院修士、啓明大学日本学博士課程修了。慶州ソラボル大学勤務(1997—2007)。慶州歴史文化都市造成計画TF委員歴任。著作に『北朝鮮関連日本書籍の分析』、『徳川綱吉儒教政策』など。日本に帰国後は、信者の異宗教交流により宗教間交流の活性化をめざす「異宗教コミュニケーション」を提唱。「異宗教コミュニケーションのすすめ」、「宗教の復権と異宗教コミュニケーション」、「宗教多元主義と異宗教コミュニケーション-遠藤周作『深い河』を中心に」などがある。

 

 

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